『原神』のエンドコンテンツについて
Ver3.2で砂漠エリアが解放されたばかりの『原神』。
配信から2周年を迎えた本作では、ゲーム内における“エンドコンテンツ”が現状「深境螺旋」と呼ばれるバトルコンテンツしかありません。
「深境螺旋」はプレイヤーが所有しているキャラクターでチーム編成し、指定された条件下で素早く敵を倒すタイムアタックのようなコンテンツです。クリア時間に応じて「原石」などが取得できるため、世界中のやり込みプレイヤーたちが日々試行錯誤を重ねています。
しかし、キャラクターが必要数以上いて十分に育成しなければならないこと、対策を練らなければ容易にクリアができない上級者向けコンテンツであることが起因して、遊ばないライトプレイヤーたちがいるのも事実。
その現状に対して『原神』では、実装予定の常設コンテンツにカードゲームを登場させることで、より多くのプレイヤーに遊び込んで欲しいとしています。
とはいえ、エンドコンテンツの少なさが課題にもなっている点について、HoYoverseは海外ゲームメディア「GameSpot」のインタビューで、今後の展望を濁すように語りました。
「過剰な不安を与えかねない」
インタビュー冒頭でGameSpotは、「冒険者ランクの高いプレイヤー向けコンテンツは『深境螺旋』のみ」と指摘。その上で深境螺旋のようなコンテンツの追加について尋ねています。
それに対してHoYoverse側は、「『深境螺旋』と同じような常設コンテンツを作るとしたら、プレイヤーに過剰な不安を与えることになりかねません」と回答しました。
実際、深境螺旋が唯一のゲーム内エンドコンテンツであるため、クリアタイムを短縮できる組み合わせとそこに採用されるキャラクター=“強いキャラ”の構図が生まれています。
「難しい」「強力なキャラクターがいなければクリアできない」「入手したけどあと数回引いて星座を解放しなければ満足に活躍できない」
考えられるだけでもこのようなユーザー心理が働く原因になっており、HoYoverseとしてはそのような過剰な不安を与えたくないというのが伝わってきます。
深境螺旋のようなエンドコンテンツの実装についてはインタビュー内で明言されず、今後実装予定のカードゲーム「七聖召喚」のような、“オープンワールドの特色を活かしたさまざまな遊び方”について力を入れているようです。
まとめ
– 『原神』のエンドコンテンツは「深境螺旋」しか存在せず、上級者向けのバトルコンテンツである
– エンドコンテンツの少なさが課題となっているため、新しいコンテンツ「七聖召喚」が実装予定
– 海外ゲームメディアのインタビューで、新たなエンドコンテンツ追加に関する不安が示唆されている
– ただし、実際の情報が明確ではないため、過信は早計であり、過剰な不安を煽る必要はない
SNSやインターネット掲示板では、「螺旋のようなエンドコンテンツは今後実装されない」という情報が既に飛び交っており、結果的にもバトルをやり込んでいるプレイヤーたちに過剰な不安を煽っている状態が生まれてしまいました。
インタビュー文はあくまでこの情報を日本で拡散したゲームメディア側独自の解釈であり、実際のインタビュー原文ではどうとでも取れそうな解釈です。
普通に考えれば発展途上であるオンラインゲームの展望をダイレクトに教える訳もありません。
HoYoverseが直接的にユーザーに対して明言した情報でもないため、過信するのは些か早計でしょう。